Date: 2025-02-14
Tags: pycon, pycon shizuoka

PyCon mini Shizuoka 2024 Continue に参加しました

2月8日に静岡市で開催された、PyCon mini Shizuoka 2024 Continue に参加しました。 PyCon mini Shizuoka での、現地初開催のイベントです。

現地開催の企画が2回あり、2020年はコロナ禍でオンラインに切り替え、2024年8月には台風で延期となり、ついに今回 2024 Continue として開催されました。私も現地でキーノート発表させていただき、感慨深いイベントとなりました。

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Photo by sano hiroshi

参加人数はconnpass上で52名(スタッフ含む?)、キーノート + パネル、2トラックで10トーク、LT、と盛りだくさんなイベントでした。

イベント概要

イベント名:

PyCon mini Shizuoka 2024 Continue

公式ウェブサイト:

https://shizuoka.pycon.jp/2024-continue/

発表資料:

https://pycon-shizu.connpass.com/event/337283/presentation/

日付:

2025年2月8日(土)

場所:

静岡市コ・クリエーションスペース & B-nest

参加費:

無料

私の参加時のメモ(blog元ネタ)が PyCon mini Shizuoka 2024 - 清水川のScrapbox にあります。

開場~オープニング

会場は静岡駅から徒歩10分ほどの 静岡市 コ・クリエーションスペース 。登録すると無料で利用できるそうです。WiFiもあるし有り難い。

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静岡市 コ・クリエーションスペース

受付は ConnpassのQRコード を使って、名札カードに手書きで名前を書くスタイル。 QRコード受付は手軽で良いですね。

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会場入り口で受付。静岡おでんがお出迎え…?

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部屋名が「テントサイト」らしい

10時の開場に合わせて行ったんですが、ここでキーノート用に用意したイベントTシャツを着忘れたことに気付いて、慌ててホテルまでダッシュで往復しました。

10時半からのオープニングには間に合った。よかった…。

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オープニングトークを行う、座長の佐野さん

キーノート と パネル

オープニングのあと、午前中はキーノートとコミュニティーパネルで連続登壇させていただきました。

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"未知との出会い" by 私

キーノートは「未知との出会い」と題して、未知と出会えるプログラミング、そしてイベント参加は楽しいよ、という話をさせて頂きました。参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

内容について自分で解説するのもアレなので、ここでは裏話をすこし紹介します。今回のキーノートについて参加された方からは「面白かった」という好評をいただきましたが、2024年8月に予定していたキーノート内容はこれに比べるとだいぶ未完成だったなと思います。あらすじは変えていませんが、表現方法はまったく変わっていて、Pyxel [1] でプレゼンテーションツールを作り、そこにPyxel製ゲームをPinP(Pyxel in Pyxel)で埋め込んで実際に操作できるようにしました。

プレゼンツールを作ったことで、キーノート中にスライドの中でタイピングゲームしたり、WebSocketサーバーを介して参加者と一緒に多人数操作したりを交えつつ進めることが出来るようになりました。はじめは単に添え物としてゲームを作り始めましたが、ふと、スライドもPyxelで作れるんじゃないかと思い実装しました。原稿ソースの読み込みと、ビジターパターンを使った描画はなんどか実装したことがあるので、表示自体は比較的簡単でした(Sphinxコミッターとして活動していた経験がここで役立ちました)。その延長で、Pyxelゲームを埋め込めることに気付いてやってみたら出来た感じです [2] 。操作感と原稿ソースの記法は sphinx-revealjs 互換を目指しました。

プレゼンツールとPinP用アプリ5つを 3週間くらいで実装 しています。並行してプレゼン原稿の用意を行いましたが、Pyxelで作ると決めてからは時間内にどれだけアイディアを実装できるかの勝負という感じで、めちゃくちゃ楽しくプログラミングしていました。途中、この方向性で面白いのかを確認したくて Sphinx+翻訳 Hack-a-thon では多人数操作やSlide表示のデモをして、好意的なフィードバックをもらえたことで開発の勢いを付けられたし、新しい発想を得て盛り込めたと思います。最後、本番環境でWebSocketが動いたのが本番前日の26時でしたが、こういう時は楽しくてとても充実した気持ちのまま本番トークに臨むことが出来ました。

キーノートで頂いた質問と回答、あとパネルでの会話は、 PyCon mini Shizuoka 2024 - 清水川のScrapbox にメモしました。改めて、当日参加いただいたみなさん、そして実装デモにお付き合い頂いたSphinx+翻訳 Hack-a-thonのみなさん、ありがとうございました!

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ランチ

ランチは各自出かけて近所で食べる方式でした。静岡といえば「しぞーかおでん」と言うことで、静岡駅の「海ぼうず」というお店に5人で行って、おでんを頂きました。

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海ぼうず

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静岡B級グルメセット 1800円。

しぞーかおでん、みしまコロッケ、カレー?、とちょっとボリュームありすぎ!だけど美味しかった。静岡(東部)には何度も来ているけど、こんなおでん食べたことなかったなー。

トーク & LT

PyCon mini Shizuoka 2024 - 清水川のScrapbox に、キーノートを含む、各トーク、LTのメモや質疑応答、写真をまとめました。

今回のイベントは2トラックだったのですが、ずっとテントサイト(ルーム1)の同じ席でトークを聞いていました。

クロージング ~ 懇親会

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クロージング、静岡スタッフ勢揃い

イベント運営スタッフのみなさん、ありがとうございました!

そして、PyCon mini 東海 2025 の開催宣言!11月頃に開催予定とのこと。

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東海スタッフのみなさん

懇親会は、 GROW STOCK というクラフトビールのお店。ビールも料理も美味しかった。 クラフトビールの名前「賎機IPA」「駿府アルト」は読めなかったよ。静岡の地名だそうです。

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かんぱい!

感想

楽しかった、というのもありつつ、個人的には「やりきった」という感じでした。 延期になってから6ヶ月の間、一番伝えたい事は何かを考え続けて、凝縮させられたと思います。

また、今回のイベントで出会った多くの人からも刺激をもらえました。運営されたみなさん、参加されたみなさん、ありがとうございました!

おまけ

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2022年9月23日。塚本さんと 12 - twelve にて。

静岡駅前のWest Coast Breawing直営店でビールを飲んでたら、たまたま塚本さんが近くにいてお店に来てくれて、ここでキーノートの打診を頂きました。それから2年半。フィリピンに転居したり、台風に狙い撃ちされたり、色々ありました。