BPStudy #116 技術者のための未来志向・シナリオプランニング に参加してきました¶
「 BPStudy #116, 技術者のための未来志向・シナリオプランニング」に参加しました。
今回の会場スポンサーさんはHITさん(株式会社ヒューマン インタラクティブ テクノロジー/コミュニティスペース)です。ありがとうございます。
#bpstudy 第116回。受付の @haru860 pic.twitter.com/ELsm7Um0OH
— Takayuki Shimizukawa (@shimizukawa) 2017年4月24日
第1部 技術者のための「未来思考」〜シナリオプランニングの考え方と使い方¶
(10分遅れて参加したので始めの方を聞き逃しました)
株式会社スタイリッシュ・アイデア 代表取締役 新井宏征 氏
エジソン
白熱電球を発明した
次にたくさん作って売る前に、発電所を作った
東京未来シナリオ2035
未来がどんな世界になるかを
豪雨シナリオ
都市がボロボロになっていく
北斗の拳みたいな世界
長雨シナリオ
曇天シナリオ
青空シナリオ
動画で4つのシナリオイメージを紹介している
分かりやすいシナリオの作り方(2022年を例に)
2軸で作る
横軸: 2020年の世の中の人々がどういう考え方で生きているのか
個人主義(自分だけ避ければ良い)
集団主義(地球にやさしい、みんなの事を考える)
縦軸: 会社の規模
細分化: フリーランス、副業、等
統合化: 企業が大規模になっていく
2軸のなかにシナリオを置いていく
統合化 & 個人主義 : ブルーワールド(大企業が牛耳る)
統合化 & 集団主義 : グリーンワールド(大企業が大多数のために活動する)
細分化: オレンジワールド(小さいことが価値を持つ)
20222年(5年後)に、自分はどのように活動するか。
グリーンワールドなら? オレンジなら?ブルーなら?
このような各シナリオで自分がどのように動くかを考えるのが シナリオプランニング
やってみよう
#bpstudy みんなでシナリオプランニングのワーク中 pic.twitter.com/GPDuaAHyw4
— Takayuki Shimizukawa (@shimizukawa) 2017年4月24日
2027年(いまから10年後) 2軸をおいて、シナリオを考えて、自分の生き方を考える
帰属意識(家族 <--> コミュニティ)
多様性 (受容 <--> 拒絶)
ベーシックインカム (導入 <--> 未導入)
年金制度 (破綻 <--> 維持)
人工知能 (単純作業 <--> 知的作業)
外国人移民 (帰化 <--> 労働力)
政治の中心 (道州制 <--> 東京中心)
会社員 (副業しやすい <--> 起業しやすい)
私が作ってみたシナリオ
軸: AI知的労働 or 単純労働か。ベーシックインカム(BI)有無
1: AI単+BIなし: 現状維持。みんな余裕無さそう。
2: AI単+BIあり: 所得者層によって分断が起きそう。自分は働く時間を減らしてSphinxやOSSの活動を増やしてそう
3: AI知+BIなし: オフィス仕事の基本的な部分が自動化されて仕事を失う人が増えそう、BIないので格差が広がる。荒んでそうなのでよくない。
3: AI知+BIあり: 単純な作業がなくなり、仕事が無い人への教育が増えそう。自分はプログラミングなどを教える立場になっても面白いかも
シナリオプランニングをどう使っていくのか
プロダクト = 顧客のニーズを満たすベネフィットの集合
プロダクトとは、使う前、使っているとき、使い終わった時、の顧客の総合的な体験
未来の環境を描き、顧客に届ける価値を作る
例: 世の中が高齢化 -> みまもりサービス
例: 電力消費に敏感 -> HEMSを使った見える化サービス
Amazonの売上と利益
売上は右肩上がりだけど、利益はここ数年横ばい
利益は出そうと思えば出せるけど、利益を求めるのは愚かなこと
未来のために利益を再投資している
ジェフベゾスのように直感的にそのように行動できる人ばかりではない
われわれはどうやってそのような視点を得るか?
イノベーションに必要な視点
構想力 = 技術可能性の想像力 + 社会や人間への洞察力
シナリオプランニングを使って未来の価値観を考察する
自分たちがどうなりたいかを描く
10年後になっていたい状態を描く
そのような状態になっているためには、5年後にはこうなっていないと・・
シナリオプランニング活用事例
最終顧客を取り巻く長期的な環境変化を踏まえたシステム提案時に活用
今まで「このへんで製品サポートが終わるので、このタイミングでこうしよう」
今回: もっと将来顧客を取り巻く環境を前提において、良い提案をしたい
シナリオプランニングとプロジェクトマネジメント
取り巻く環境がどう変わっていくかを考えるところから始める
最初に始めたのはロイヤルダッチシェル
Q&A¶
Q: (質問者不明)2軸を決めると、4つのエリアのどれかが「現状」になってしまうので、そのエリアについてはシナリオを考えるまでもない感じになってしまって得られるものが少ない。それを防ぐためにどうやって軸を取ったりシナリオを考えたりすればよいのか?
A: 必ずしも「現状」を排除することが良いことではないです。現状と同じエリアが実は一番将来目指すべきところだったりする。大事なのは検討して議論するというプロセスの方だと思います(新井さん)
感想¶
把握とメモが追いつきませんでした。 未来シナリオを考えて、その中での自分を考えるというのは面白いので、自分のキャリアプランを考えるときにやってみよう。
第2部 大LT大会¶
10分/人
匠Methodの開発活用とコタツモデル¶
匠Busuiness Place 篠原 幸太 氏
趣味:お城巡り
匠Methodのご紹介
導入前は、要求爆発してしまって迷走することがあった
価値を描いて要求に繋げて活動をしていく
今日は要求についてのみお話しします
従来、要求はリスト化しちえた
匠Methodではツリー状に描いていく
コタツモデル: 1つのコタツに入ってやっていきましょう
ITの人
経営の人
現場の人
開発苦労話
社長主導
みんな忙しい、自分がよく知っている、1人で要件をまとめて作らせる
システムが完成しても現場で運用できない
現場主導
システムが完成してもいままでと変わらない
伝えたはずの要件が伝わっていない
コタツモデル
後で問題が分かっても取り返しが付かない
最初にどれだけ説得できるかにかかっている
コタツモデルが重要なのは、視点、気づき、共有、の3つがあるから
意思と責任感
戦略と現実の線上にある価値を獲得するため
納得感
条件がもっともなものとして理解できる感情
もっとも = 道理
道理ってなんじゃ(分かりにくい)
言葉にしにくいけど、納得感は大事
成功するためには、納得感をもつ、やるぞ、という意思を引き出す
感想: 納得感は大事。ほんと。納得感のある説明ができると無理も通る(経験上)
新人教育の試行錯誤 -当たり前が通用しない世界-¶
株式会社マデール 中石 宜亨 氏
自己紹介: 現職に2012年末に
会社紹介: 木更津、4年連続新卒採用、地元でCoder Dojoを立ち上げ(地域貢献)
事例1
分からない事があったら気軽に聞いてね
質問してくれない
ベテラン: 分からない事が少ない
新人: 分からないことだらけ
「分からない事を聞く」のではなく「理解したことを話してもらう」
時間を区切る
事例2
間に合わなければこっちでやるから
ベテラン: チャレンジしてもらいたい、ケツは持つ
新人: 巻き取られると、やったことをほぼ忘れる(巻き取られる=全部だめだったと思ってしまうので、覚える価値が下がり忘れる)
タスクを巻き取る = モチベーションが下がる
タスクを分割する: 細かく成功体験が残る
事例3
コピペするときは理解してから
ベテラン: 善し悪しの判断ができる
新人: 判断ができないのでコピペをしなくなったりする
新人とのコミュニケーション
持っているイメージが大きく乖離している
イメージを全て伝えるのは無理
一旦受け入れて、徐々にリファクタリング
まとめ
狭い視野で見える事をやらせる
小さな成功体験を積上げさせる
(メモ間に合わず)
感想: 質問できる人は安心
障がい者の働き方の未来について¶
あきら 氏
質問
障害者を雇用している会社は? -> 4,5人
障害者と一緒に仕事をしているひとは? -> 1,2人
障害者雇用促進法
身体、知識
法改正されて、精神、も含まれるようになった
事業主の義務
賃金が最低労働賃金
研修がおざなり
等々
技術スキルがあれば雇用は可能ですか
マネージャがリソースコントロールできるか
チームメンバー同僚が配慮できるか
障害者にとっての未来とは
貧者のGHEを求めて¶
おくのゆき 氏
自己紹介: 関西ITインフラ系勉強会
質問
みなさんGit使ってますか?(Y/y)
外部にデータを置くのは・・など色々な事情があると思います
GitLab
今日のアップデートでバーンダウンチャートが付いたりアップデートが活発
GitBucket
Scalaで書かれている
立てるのにJVMいれないといけないのがちょっと・・・
Gogs/Gitea
Go製のGithubクローン
ちょっと昔のGitHubっぽいUI
日本語が怪しい
比較
軽さ: Gogs=Gitea > Gitbucket > GitLab
(メモ間に合わず)
オンラインプログラミング学習サービス「PyQ」開発秘話¶
#bpstudy 「PyQ開発秘話」 by @haru860 「ここでテーマを変えて"PyQ販売秘話"を話したいと思います」
— Takayuki Shimizukawa (@shimizukawa) 2017年4月24日
\キャー shacho-/ pic.twitter.com/5QOYTnMbv9
株式会社ビープラウド 佐藤 治夫 氏
「ユニフォーム着てる時はじゃんじゃんSNSに写真とかあげてもらってOKです」
PyQというのはBPでリリースしたサービス
PyQとは
Pythonのオンライン学習プラットフォーム
言語だけでなく実務に役立つ問題で学習できる
2017/4/12 にリリース(いま3週目)
PyQを開発したきっかけo
1人で1昨日実装出来るのが一人前、と定義
1人で壁を越えるのは難しい
本当は、低い教育コストで採用した人を自社内で育てるのがよいのだが
PyQで自学自習することで学習コストを抑えつつ育てられるように
PyQ販売秘話
価格競争をすれば良いの?他社が1000円なら980円で売れば良いの?
価格読書会をやろう
ぐるぐる読書会をやった
各メンバーで本をもちよって、それぞれ1番きになったところに1冊1箇所付箋を貼る
5人でやると5冊それぞれに5箇所の付箋
キャッチコピーを決める
既存のコピーをむりやりPyQにあてはめてみる
「セコムしてますか」 -> 「PyQしてますか」等
複数のコピーでABテストしてみる
ランディングページ(LP)
何を伝えたいのか
マーケティング朝会: 稼ぐ言葉の法則を毎朝1つみんなで読む
オウンドメディア
connpass 広告ジャック
流入がかなりあった
まとめ
企画、開発、販売、全部に関わることで、瑕疵の無い、スピード感とまとまりのあるフローを実現できた
けっこう入りとしては良い数字を出せている(数値は秘密)
Forkwell懇親会スポンサーLT¶
赤川さん
スカウトシステム、という、プログラマを奪い合うシステムを作ってますすみません(笑)
市場での評価と社内での評価
どっちが大きくてもアンバランスになる
できる人は、市場評価と社内評価が近い
市場評価は見えづらい、社内評価は見えやすいo
できる人は市場価値をときどき確認している
社内評価が低いなら: 会社にアピールしている
市場評価が低いなら: (メモ間に合わず)
市場価値を高めるために
勉強会などにでて懇親会に参加して・・・
365日参加するわけにはいかない
そこでスカウトサービスです(笑
スカウトってイメージ悪いですよね
スカウトされて行ってみたら志望動機を聞かれた
じゃんじゃかスカウトメールが来た
面談確約といわれたのに書類選考で落とされた
スカウトシステムなら
(一番大事なところメモまにあわず)
いまならキャンペーン中(参加者はチラシをゲット)