用語集

コンテンツ

変換の対象となるHTMLコンテンツです。HTMLコンテンツはディスク上の ファイルや任意のWebサイトの出力から取得することが出来ますが、 どこから取得するかなどはルール定義やシステム構成によって決まります。

テーマHTML

コンテンツ と合成するためのHTMLデザインです。 テーマHTMLはxdvで適用しやすいようなHTML構造とidやclassなどを 備えていることが望ましいです。そのようになって居ない場合、ルール定義 が複雑になり、将来的にテーマHTMLやコンテンツの構造が変わった場合に 変更に弱くなってしまうでしょう。

ルール定義

コンテンツテーマHTML を合成するためのルール定義です。 ルール定義はXMLによって記述されます。

xdv

xdvは Deliverance を元に独自進化したツールです。 独自進化の過程でDeliveranceが持っていたいくつかの機能が使えなくなる 代わりに、より多くの機能、利便性、環境非依存な構成を提供するように なりました。

xdvは テーマHTMLルール定義 をコンテンツ変換のための XSLTファイルにコンパイルするコンパイラです。xdvはコンパイルするだけで コンテンツ の変換などは行わないため、別途コンテンツ変換のための 仕組みを用いる必要があります。 dv.xdvservercollective.xdv がこれに相当しますが、これらのPython製ツール 以外にもApacheの mod_transform などのXSLTによるHTML変換を 扱う仕組みを利用することが出来ます。

dv.xdvserver

xdvWSGI に組み込むためのミドルウェアです。 コンテンツ変換の対象となる環境が WSGI で構築されている場合や、 手元で手軽にコンテンツ変換の結果を確認するために利用します。

collective.xdv

xdv をPloneに組み込むためのプロダクトです。xdvの仕組みで Ploneのデザインを変更する事ができるようになります。

mod_transform

Apache-2.0以降用の拡張モジュール。 mod_transform | freshmeat.net

Deliverance

Deliveranceはxdvの元となったツールですが2010年以降のxdvの進化速度 ほどの機能向上は行われていないようです。

Deliveranceは現在も開発が続けられていますが、2010年8月時点の Deliverance-0.3で見る限り、積極的にDeliveranceを利用する必要は 無いように思います。

WSGI

WSGIは、PythonにおけるWebアプリケーションサーバーの共通インターフェース です。WSGIが登場する以前はほとんどのWebアプリケーションサーバーが独自 の実装をしていましたが、WSGIという共通規格が出来たおかげで、どんな Webアプリケーションも共通の仕組みで動作する事が出来るようになりました。 PerlのPSGI, RubyのRackとおなじ概念のものです。

paster

pasterはPasteScriptというPythonパッケージで提供されるコマンドです。 いくつかの便利な機能を提供していますが、そのなかの一つに WSGI のサーバーとして動作する機能があります。dv.xdvserverを用いる場合に 利用することになるでしょう。

Sphinx

Python製ドキュメンテーションビルダーです。 reStructuredTextという文法で書かれたテキスト形式のドキュメントを HTML, PDF, ePub などに変換します。 このドキュメントもSphinxを用いて作成しています。詳しくは Sphinx-Users.jp