フィリピン国内旅行:ヒドゥンバレイ温泉¶
昨年の10月8日、アラミノスにあるヒドゥンバレイ温泉に日帰り旅行に行ってきました。 この旅行はただの観光旅行とは一味違い、少々チャレンジングな感じでした。 フィリピンに住んで2ヶ月目の頃で、まだ土地勘とかありません。
バスターミナルへの移動から始まり、マニラのブエンディアバスターミナルから長距離バスに乗り、2時間後にアラミノスに到着。ここから先は、トライシクルを利用して目的地へと向かいます。
マニラ8時出発~アラミノス¶
日曜日の朝8時頃にマニラBGCの自宅を出発して、ヒドゥンバレイ温泉には12時前に到着しました。
事前の計画では、近所のバス停から路線バスに乗ってブエンディアのバスターミナルへ行き、そこから長距離バスでアラミノスへ、最後はトライシクルをつかまえて20分くらいで現地まで移動しよう、という感じです。 計画と言ってもこのとおりの解像度で、インターネットではバス時刻表も、乗り方も運賃も見つけられなかったので、とりあえず行ってから考えよう、という感じで出発しました。
まずは路線バスに乗ろうとチャレンジ。 バスには行き先が書いてないので、バス停でいつ来るか分からないバスを待って、運転手に「ブエンディアに行くか?」と聞いても「行かないよ」という返事で撃沈。しかも乗るのにプリペイドカードが必要で乗車時には買えず、諦めてGrabを呼んでブエンディアまで移動しました。あとで分かったのは、ブエンディアバスターミナルはGil Puyat駅の近くで、ブエンディア駅がまたちょっと違う場所にあるので、それでダメだったのかも?
ブエンディアバスターミナルでも乗車券の買い方が分からず、結局、バスに乗ってからあとで集金があると教えてもらいました。ブエンディアからルセナへ行くバスは、早朝から30分ごとに出発しているらしく、9時過ぎに乗り込んで9時半に出発しました。 バスに乗って出発を待っていると、売り子さんが車内に入れ替わり立ち替わりで入ってくるのはけっこう異国感がある・・というか初体験。買わなかったけど。途中の高速道路のトイレ休憩でも売り子さんが入ってきました。
アラミノス到着11時過ぎ~目的地到着12時¶
アラミノスに到着して、そこトライシクル("TRI-CYCLE")で目的地まで20分。
着く前のイメージは、長距離バス用の大きめのバス停に降りて、付近に何台かいるトライシクルに声をかけて乗って・・帰りは同じバス停からバスに乗るつもりでした。
実際にはバス停とかは無くて、普通の街道に降ろされます。普通の街道なので乗客を待ち構えているトライシクルもない。どこに行ったらトライシクルをつかまえられるか分からないし、普段使ってるGrabもアラミノス付近には走ってない。
バスを降りて数分後にトライシクルが通りかかったので、GoogleMapをみせながら相談しましたが、断られてしまいました。 途方に暮れつつ周りを見たら、バイク屋さんでバイク修理中のお兄さんを見つけたので、ヒドゥンバレイ温泉までの行き方を相談。お兄さんからは「マーケットのあたりにトライシクルが集まってるよ」と教えてもらったけど、そのマーケットを探しに行くのも厳しそうだったので(徒歩15分くらいのところだった)、結局そのお兄さんのバイク修理が終わるのを待って、連れてってもらいました。しかも帰りもヒドゥンバレイ温泉まで迎えに来てくれることになって、だいぶ安心です。ありがとう、トライシクルのお兄さん!
ところでトライシクル、初めて乗ったけど地面が近くてめっちゃスリリングだ!
ヒドゥンバレイ温泉¶
12時頃にようやく到着したヒドゥンバレイ温泉は、天然温泉プールの観光施設です。 温泉プールが自然のなかにいくつも点在していて面白かったし、ランチのローカルフードも美味しかった。
到着してすぐランチビュッフェが始まる時間だったので、まずは食堂へ。 ビュッフェの料理は、種類はほどほぞ、味はまあまあというところ。 ドリンクやデザートは甘々でした。
その後は更衣室で水着に着替え。 更衣室は広くて、新しくできたばかりなのかとても綺麗でした。 ナンバーロック式のロッカーに荷物を預けておけたのも良かった。 個室のシャワーも6部屋くらいあって、全部ちゃんと動いてた(そういえば施設全体で故障中は1つも無かったなあ)。
プールは6つくらいあっって、水は結構きれいでした。 源泉からお湯が流れ込んでいるプールは温かくてほんとに温泉という感じ。
施設内を散策していると、かなり奥の方に隠れた滝を発見。 滝壺の手前まで行ってきました。
15時の軽食に合わせて着替えを済ませ、オヤツ休憩をしてから帰途につきました。
帰り、アラミノスからマニラへ¶
帰りは、トライシクルのお兄さんが約束通り16時に迎えに来てくれて、街道まで戻れました。 料金は300ペソ、当然現金のみです。 値段交渉をする余裕も選択肢もなかったので、ちょっと高めだったかもしれないけど、お兄さんは2往復してるから妥当だったかなあ。
そこからバスに乗るのにまた一苦労。 フィリピンの長距離バスは、バス停がなくても手を挙げればどこでも停まってくれることに驚きました。 逆に言うと、目的地に向かうバスを交通量の多い街道で手を挙げてつかまえる必要があります。 行き先を書いてないバスもいるし、書いてあっても小さいので読めず、とりあえずつかまえて聞きます。
バスを無事つかまえて、ブエンディアのバスステーションまで2時間弱。 行きは始発から乗ったので座れたけど、帰りは途中から乗ったので立ちっぱなしなのがちょっとツラかった。
適当に夕食を食べてGrabで帰宅したのは19時半過ぎでした。
時間、費用、まとめ¶
時間合計: 12時間
バス探し: 30分
マニラBGC - ブエンディア(Grab): 30分
ブエンディア - アラミノス(長距離バス): 2時間弱
トライシクル探し: 30分
アラミノス - ヒドゥンバレイ温泉(トライシクル): 20分
ヒドゥンバレイ温泉: 約4時間
費用合計: ₱9162 (₱1=約2.7円で、約24737円)
Grab(マニラBGC - ブエンディア): ₱300 x 往復
長距離バス(ブエンディア - アラミノス): 大人 ₱172 x 往復 x 2人 + 子供 ₱137 x 往復
トライシクル(アラミノス - ヒドゥンバレイ温泉): ₱300 x 往復
ヒドゥンバレイ温泉(利用料): 大人 ₱2800 x 2人 + 子供 ₱1400
トライシクルのお兄さんをつかまえたり、帰りのバスをつかまえたり、と、最初のフィリピン国内旅行にしてはちょっと冒険しすぎたんじゃない?とも思うけど、その分記憶に残る楽しい旅になったので、チャレンジしてよかった。