buildoutで開発 4: mod_wsgiからegg指定でアプリ起動する¶
buildoutで開発1: WSGIアプリをeggで作る では、以下のようにwsgiappパッケージの中のstartup.pyを直接指定して起動していましたが、もっと取り回しやすくします。（今回はbuildout出てきません）
httpd-wsgi.conf:
LoadModule wsgi_module modules/mod_wsgi.so
WSGIPythonPath c:/project/buildout/env1/lib
WSGIPythonEggs c:/project/buildout/env1/wsgiapp
WSGIScriptAlias /test c:/project/buildout/env1/wsgiapp/wsgiapp/startup.py
上記を以下のように書けるようにします（違うのは最後の行だけ）。
httpd-wsgi.conf:
LoadModule wsgi_module modules/mod_wsgi.so
WSGIPythonPath c:/project/buildout/env1/lib
WSGIPythonEggs c:/project/buildout/env1/wsgiapp
WSGIScriptAlias /test c:/wsgi.py
このwsgi.pyはどこにあってもOK。中身は以下のようにpasteの仕組みを使っています。
wsgi.py:
import os
from paste.deploy import loadapp
ini = os.path.join(os.path.dirname(__file__), 'wsgi.ini')
application = loadapp('config:%s' % ini)
wsgi.ini はwsgi.pyと同じ所に置いてください。別の所に起きたければini変数においたパスを入れてください。 こう書くことで、実際にapplicationに格納される関数は、wsgi.iniの[server:main]に記載されているものになるので、このラッパー(wsgi.py)があればpasterで起動するときもmod_wsgiで動かすときも、同じエントリーポイントが使用されます。
これで、pasterコマンドでテストしてるときと、mod_wsgiから呼び出されるときとでほぼ同じ挙動になるはず。あと、wsgiappがegg化されていて、eggファイル名にバージョン番号やpy24とかpy25とか付いていても大丈夫。
mod_wsgiで使えるディレクティブは ConfigurationDirectives - modwsgi - The mod_wsgi configuration directives. - Project Hosting on Google Code を参照して設定する。
ということで改めて新しい環境にインストールから。¶
iniとpyファイルをenv3ディレクトリ直下に作る.
wsgi.ini:
[app:main]
use = egg:wsgiapp
[server:main]
use = egg:Paste#http
host = 127.0.0.1
port = 8180
wsgi.py:
import os
from paste.deploy import loadapp
ini = os.path.join(os.path.dirname(__file__), 'wsgi.ini')
application = loadapp('config:%s' % ini)
httpd-wsgi.conf(env1->env3 に注意):
LoadModule wsgi_module modules/mod_wsgi.so
WSGIPythonPath c:/project/buildout/env3/lib;c:/project/buildout/env3/lib/site-packages
WSGIScriptAlias /test c:/project/buildout/env3/wsgi.py
<Directory c:/project/buildout/env3/>
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
動いた！ 動いたけど、WSGIPythonPathの指定にsite-packagesも指定するなんて事かかずに、 WSGIPythonHomeを定義したい。 でもWindowsのmod_wsgiではWSGIPythonHomeを指定するとApacheが「そんなディレクティブないよ」とエラーになる！なんで？
とりあえずLinuxの人はWSGIPythonHomeを使いましょう。
なお、mod_wsgiで使えるディレクティブは ConfigurationDirectives - modwsgi - The mod_wsgi configuration directives. - Project Hosting on Google Code を参照して設定する。
次は¶
easy_install PasteDeploy せずにwsgiappインストールだけですむようにする
wsgi.ini と wsgi.py が自動的に作られるようにする（ドコに？）
